音楽と筋肉の意外な関係——運動効果を高める“音の力”
こんにちは!
みなさんには好きな音楽や推しているアーティストがありますか?
運動中に音楽を聴くことは、今や当たり前の習慣になっています。
ランニング中にお気に入りの曲を流したり、ジムでアップテンポなBGMが流れていたり——
実は、音楽は筋肉の働きや運動パフォーマンスに、科学的にも影響を与えることがわかってきています。
◎音楽が脳に与える影響と筋力の関係
音楽を聴くと、脳内では「報酬系」と呼ばれる領域が活性化し、ドーパミンなどの快楽物質が分泌されます。
これにより、やる気や集中力が高まり、運動へのモチベーションが自然と上がるのです。
実際に、ある研究では刺激的なアップテンポの音楽を聴いた後に握力を測定したところ、筋力が向上したという結果が出ています。
逆に、落ち着いた音楽では筋力の向上は見られなかったとのこと。
つまり、音楽の種類によって筋肉の出力に差が出る可能性があるのです。
◎エクササイズ中の音楽がもたらすメリット
音楽が筋肉に与える影響は、単なる気分の問題ではありません。
以下のような具体的なメリットが報告されています:
- 疲労感の軽減:音楽に意識が向くことで、運動中の辛さや疲れを感じにくくなる
- 集中力の向上:周囲の雑音を遮断し、トレーニングに没頭しやすくなる
- ストレスホルモンの抑制:音楽はコルチゾール(筋肉分解を促すホルモン)の分泌を抑える効果もある
- 筋電位の活性化:好みの音楽を聴いた後、大腿筋の活動電位が高まったという研究結果も!
これらの効果は、特に初心者や運動が苦手な方にとって、運動習慣を続けるための大きな助けになります。
◎音楽選びのポイント
では、どんな音楽が筋肉に良い影響を与えるのでしょうか?ポイントは以下の通りです:
- テンポが速めでリズミカルな曲:自然と体が動きやすくなる
- 自分が“好き”と感じる曲:脳の報酬系が活性化しやすい
- 運動の種類に合わせた選曲:ストレッチには「1/fゆらぎ」などのリラックス系、筋トレにはアップテンポ系が効果的
◎ピラティスとの相性は?
ピラティスでは、呼吸や身体の感覚に集中することが重要です。
そのため、静かな環境やリズムの穏やかな音楽が適しています。
オリーブツリーのプライベートスタジオでもリラックスした状態で動けるように音楽をながしています(^_-)
好きな音楽があればリクエストも受け付けますよ!
音楽は、筋肉を動かす“隠れたパートナー”。
気分を高めるだけでなく、身体のパフォーマンスにも影響を与える力を持っています。
好きな音楽が、運動の質を変えるかもしれません。
おうちで動いてみる時も、ぜひ“音の力”を味方につけてみてくださいね!



