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力を抜くことで、体はもっと動ける
こんにちは!
ピラティスでは、意識して身体を動かすと同時に意識して脱力することも重要です。
実際、心臓や腸などの内臓以外の筋肉は、随意筋と言って、意識して力を入れたり、抜いたりして動かすことができます。
では、「力を抜いてください」と言われても、
どうすればいいのかわからない——そんな声をよく聞きます。
特に真面目な方ほど、運動中に“頑張ろう”と力が入りすぎてしまうもの。
でも、ピラティスでは「脱力」こそが、動きの質を高める鍵になります。
力みがあると、筋肉は縮こまり、関節の可動域も狭くなります。
呼吸も浅くなり、体の中心(コア)を使いにくくなる。
逆に、意識して力を抜くことで、必要な筋肉だけが働き、動きがしなやかになります。
ピラティスでは、まず「今どこに力が入っているか」を感じることから始めます。
仰向けで寝て、呼吸に集中しながら、肩・首・腰などに余計な力が入っていないかをチェック。
そこから、ゆっくりと背骨を動かす「ペルビックカール」や「キャットストレッチ」で、脱力と動きの連動を体感していきます。
脱力は、心にも効きます。
「力を抜いて楽に動くことができた!」
という感覚は、自己肯定感にもつながります。
私は、言葉がけや空間の雰囲気で、安心して脱力できる環境をつくることができるように心がけています!
始めは難しいかもしれませんが、
少しずつ意識しして脱力してみましょう!
しなやかで楽に動くことができると、新しい世界に来れたような、そんな感覚に到達できますよ!
