ピラティスで“力み”をほどくセルフケア
こんにちは!
食いしばりに悩んでいるひとも意外といるようです。
「朝起きると顎がだるい」
「肩こりがひどくて頭痛まで…」
無意識の“食いしばり”が原因で、マウスピースが破れてしまうほどひどい人もいらっしゃるのではないでしょうか?
食いしばりとは、上下の歯を強く噛み締めてしまう癖のこと。
集中しているときやストレスを感じているとき、さらには睡眠中にも起こることがあり、顎だけでなく首・肩・頭にまで影響を及ぼします。
だからこそ、ピラティスの「脱力」「呼吸」「姿勢改善」が、食いしばりのセルフケアとしてとても有効なのです。
ピラティスでできる“食いしばりセルフケア”①
呼吸で緊張をほどく
食いしばりは、無意識の緊張が原因で起こることが多いです。
ピラティスの胸式呼吸は、横隔膜を使って深く息を吸い、吐くことで自律神経を整え、筋肉の緊張をゆるめてくれます。
おすすめは、仰向けで膝を立てた姿勢での呼吸練習。
肩や顎に力が入っていないかを確認しながら、ゆっくりと5回ほど呼吸を繰り返してみましょう。
ピラティスでできる“食いしばりセルフケア”②
顎まわりの筋肉をゆるめる動き
ピラティスでは、直接顎を動かすよりも、首・肩・背中の連動を整えることで、顎の緊張を間接的にゆるめます。
たとえば「キャットストレッチ」や「スワン」は、背骨の動きを通じて首の緊張を緩和し、顎への負担を軽減します。
また、こめかみ(側頭筋)や頬骨の下(咬筋)を指でやさしくマッサージするのも効果的です。
ピラティスでできる“食いしばりセルフケア”③
姿勢改善で根本から整える
猫背や巻き肩は、頭の重さを支えるために顎に余計な力がかかり、食いしばりを誘発します。
ピラティスでは、骨盤・背骨・頭の位置を整えることで、自然な姿勢を取り戻し、顎の筋肉がリラックスしやすくなります。
「頭が糸で引っ張られているような感覚」で立つ練習や、座位での骨盤のニュートラルポジションを意識するだけでも、日常の食いしばり予防につながります。
◎「力を抜いても、ちゃんと動ける」ことを知る
食いしばりに悩む方は、真面目でがんばり屋さんが多い印象です。
でも、ピラティスは「力を抜いても、ちゃんと動ける」ことを教えてくれます。
脱力は、弱さではなく“しなやかさ”の始まり。
パーソナルレッスンでは、安心できる空間で呼吸と動きを整えることで、食いしばりの悩みをやさしくほどいていけるように導きます。
「なんとなく顎が疲れる」「肩こりが取れない」——そんな方こそ、まずは呼吸から始めてみませんか?
ピラティスは、からだの声に耳を傾ける時間。
食いしばりも、からだが「ちょっと休んで」と言っているサインかもしれません。
