痛みと向き合いながら、やさしく動きを取り戻す
こんにちは!
四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)になったことはありますか?
ピラティスをしていても、四十肩、五十肩になることはあります。
「腕が上がらない」「夜中にズキズキ痛む」——そんな突然の肩の不調に、不安を感じる方は少なくありません。
特に40〜60代の女性に多く見られる四十肩・五十肩は、日常生活に大きな影響を与える症状です。
でも、焦らなくて大丈夫。
この痛みは「体が助けを求めているサイン」。
無理に動かすのではなく、やさしく寄り添いながら、少しずつ回復へと導いていくことが大切です。
◎そもそも 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)とは?
肩関節を包む組織(腱や滑液包など)が炎症を起こし、痛みや可動域の制限が生じる状態。
原因ははっきりしないことも多いですが、加齢による筋力低下や血流の滞り、姿勢の崩れなどが関係していると考えられています。
初期は強い痛みが出ることもあるため、まずは「安静」が基本。(ピラティスもお休み)
炎症が落ち着いてきたら、少しずつ動きを取り戻す段階へ。
ここで動かさないままでいると、肩関節どんどん固まってしまうので少しずつ、でもしっかり動かしていきましょう!
◎ ピラティスでできること
ピラティスは、痛みのある部位を直接動かすのではなく、体全体のバランスを整えることで、肩への負担を減らすアプローチが得意です。
たとえば、こんな動きから始めてみましょう:
① 呼吸と背骨の動きで緊張をゆるめる
- 仰向けで膝を立て、ゆっくりと深呼吸
- 背骨を一つずつ動かす「ペルビックカール」で、肩に負担をかけずに体幹を活性化
② 肩甲骨まわりのやさしい動き
- 仰向けで腕を床に沿って滑らせる「アームスライド」
- 肩甲骨の動きを感じながら、痛みのない範囲で動かす
③ 姿勢改善で肩の負担を軽減
- 骨盤と背骨の位置を整えることで、肩が本来の位置に戻りやすくなる
- 猫背や巻き肩を防ぐことで、再発予防にもつながる
◎ 心のケアも忘れずに
痛みがあると、「もう動けないかも…」と不安になりがち。
でも、ピラティスは「できることから始める」運動。
動ける範囲で少しずつ進めることで、自己効力感も高まり、回復への希望が持てます。
肩の痛みは、体が「ちょっと休んで」と言っているサイン。
その声に耳を傾けながら、ピラティスでやさしく整えていきましょう!
