原田奈名子先生『はたらく女性のためのボディワーク』を読んで
こんにちは!
最近、周りで「肩こりがひどくて…」「なんとなく疲れが抜けない」という声をよく耳にします。
忙しい日々の中で、自分のからだの不調に気づいても、つい後回しにしてしまう。
そんな経験、ありませんか?
そんなときに出会ったのが、原田奈名子先生の『はたらく女性のためのボディワーク』という一冊。
ヤムナのワークショップで教えてもらいました!
タイトル通り、働く女性のために書かれた本ですが、内容はもっと深く、もっとやさしく、私たちの「からだの声」に寄り添ってくれるものでした。
◎生活の中に“からだのケア”を溶け込ませる
この本の魅力は、1日の流れに沿って、からだのケアを提案してくれるところ。
朝の目覚めから、通勤、仕事中、帰宅後、そして眠る前まで——それぞれの時間帯に合わせた、無理なくできるボディワークが紹介されています。
たとえば、通勤中の電車の中でできる呼吸法や、デスクワークの合間にできる肩のゆるめ方。
どれも「がんばらなくていい」やさしい動きばかりで、ピラティスの考え方にも通じるものがあります。
◎「からだの機嫌をとる」という視点
印象的だったのは、「からだの機嫌をよくするための選び方」に触れている章。
下着や靴、家具など、日常の選択がからだに与える影響を丁寧に解説してくれます。
これは、私たちがピラティスを通じて伝えたい「自分を大切にする習慣」にもつながります。
動きだけでなく、環境や意識の持ち方まで含めて、からだとの関係を見直すきっかけになる一冊です。
◎ ピラティスとの共通点
原田先生の本には、ソマティクス(身体感覚を重視するアプローチ)の考え方も登場します。
これはピラティスにも通じる部分で、「動くこと」よりも「感じること」を大切にする姿勢。
私自身も、レッスンの中で「今どこに力が入っているか」「どこが呼吸しづらいか」を感じる時間をとても大切にしています。
この本は、そんな“感じる習慣”を日常の中でも育てていくヒントをくれるように思います。
もし今、「なんとなく不調」「自分のからだがわからない」と感じているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。
からだの声に耳を傾けることは、自分を大切にする第一歩。
ピラティスと一緒に、この本を“セルフケアの相棒”にしてみませんか?
◎書籍情報
『はたらく女性のためのボディワーク』
著者:原田奈名子
出版社:医学書院
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