10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる
ピラティスを始めたばかりの方から、よくいただく質問のひとつが「どのくらいで効果を感じますか?」というものです。
特に40〜60代の女性にとって、運動を始めることは勇気のいる一歩。
だからこそ、「ちゃんと変われるのかな?」という不安があるのは当然です。
まずお伝えしたいのは、「効果の感じ方には個人差がある」ということ。
年齢、体力、生活習慣、そしてピラティスの頻度によって、変化のスピードは異なります。
でも、どんな方でも、体は必ず応えてくれます。
では、どんな変化が、どのタイミングで訪れるのでしょうか?
初回〜数回目:まずは「感覚の変化」
最初の1〜2回で感じるのは、呼吸が深くなることや、体が軽くなるような感覚。
「なんだかスッキリした」「肩の力が抜けた気がする」といった声をよくいただきます。
これは、体が緊張から解放され、内側から整い始めているサインです。
一方、思ったほど変化に気付けないこともあります。
10回目~:日常の中での気づき
週1〜2回のペースで続けていると、姿勢が良くなったり、肩こりや腰の重さが軽減されたりと、日常生活の中で変化を感じる方が増えてきます。
「階段の上り下りが楽になった」「朝の目覚めがスムーズになった」など、小さな気づきが自信につながります。
30回〜:体の芯から変わる
継続することで、筋力や柔軟性が高まり、体型の変化や慢性的な不調の改善を実感する方も多くなります。
特に更年期以降の女性にとって、体の安定感やバランス力が向上することは、日々の安心感につながります。
◎継続のコツは「小さな変化を喜ぶこと」
ピラティスの発案者であるジョセフ・ピラティスは、
10回で違いを感じ、
20回で見た目が変わり、
30回で身体のすべてが変わる
という言葉を残しています。
「もっと早く変わりたい」と思う気持ちは自然ですが、大切なのは「自分のペースで続けること」。
週1回でも、体は少しずつ変化していきます。
その変化に気づき、「私、ちゃんとできてる」と自分を褒めてあげることが、継続の原動力になります。
ピラティスは、体だけでなく心にも働きかけるもの。
焦らず、比べず、あなた自身の変化を楽しんでくださいね!
